Case Studies

技術情報 AE-LINK

“AE-LINK”は工作機械、半導体製造装置、科学計測器などのFA機器内においてホストとモータドライバ、センサー、アクチュエータ等の制御機器との接続を主な目的とした通信ネットワークです。

通信仕様

通信方式 RS-485
半二重、調歩同期
ポーリング/セレクティング方式
通信速度 38.4kbps または 307.2kbps
データビット 8bit
パリティビット 偶数(Evne)
ストップビット 1bit
データ形式 バイナリ
最大パケットサイズ 255バイト(データ部は251バイト)

特長

  • 1つのマスタ局に対して1~31のスレーブ局を接続できます。各スレーブ局はディップスイッチ等により0~30のアドレスを設定します。
  • 各機器は1対のツイストペアー線の信号によりディージーチェーン接続されます。他に電源給電用ケーブルをディージーチェーン接続します。
  • 通信フォーマットは、完全に公開されており、ライセンス契約などの制約もないので装置メーカー、制御機器メーカーともにネットワークに接続できる機器を自由に開発、製作、使用、販売ができます。
  • 特殊部品、専用部品を使用していない、またどのようなCPUでも開発可能です。
  • 簡単な通信フォーマットのため特別なネットワークの知識がなくてもソフトウェアーの開発が可能です。

メリット

システムコストが安価になり省配線を実現

  • ドライバ(各スレーブ)にNCコントローラが内蔵されており上位NCコントローラが不要です。
  • ノード間を市販のLANケーブルで結ぶため、専用ケーブル類の準備が不要で安価です。

専用コントローラ不要

・汎用通信(RS-485)使用のため、上位に専用コントローラは不要です。

軸数の変更が容易

装置のオプション軸、客先装置仕様による軸数の追加があっても、通信線を1本追加するだけで簡単です。

完全にオープンで汎用的な通信プロトコル

  • 通信プロトコルは完全に公開されており、ライセンス契約等の制約がありません。
  • 簡易ターミナルソフト等の開発ツールを、無償で使用する事が出来ます。
  • 完全にオープンで簡単な通信方式のために、AE-LINKに接続できる機器の製作が容易です。

簡単な通信ネットワーク

  • 汎用的なRS485がベースなので、通信に関する新たな収得技術は少ないです。
  • 装置立上げまでのソフト開発時間が短くて済みます。

イメージ図

従来のパルス列方式による制御

AE-LINKよる制御

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